坂城町商工会会長 鈴木 雅視
商工会の立つ位置
<商工会ってところを面白くする>
コロナで異次元の孤立を抱えた4年間が終わり、気が付けば大変な世相に変っていました。名実ともに昭和・平成が終わった感があります。
商業・工業・建設業者の集まりである商工会という組織も我々が営んでいる会社も年を経て劣化しつつある状態で円安・物価高の世界に放り込まれてしまいました。
世代間のギャップや働き方に対しての考え方の違いなどを踏まえて『なんとかせにゃ、あかん』と考え、また兄のような前会長の関戸啓二さんの人柄に惹かれ会長職をお受けすることにしました。3年間皆様とともに歩んでいきたく、ご協力とご鞭撻をお願いします。
さて、現在老若男女合わせて404世帯の商工会をどうしたら面白く出来るか?
頭を切り替えていかねばなりません。坂城町とのコラボ。何かに埋没しないようなトレンドの取入れなど小さくてもできることはたくさんあるような気がします。
私どものお客様で長野市にて調味料を作っている100年企業があります。そこの特技は調味料という主材料からおかずまで食材全てをターゲットにしたコラボ戦略と長年の社風で培ってきた伝統をマッチングさせたアイデア経営を貫いています(あくまでも私の捉え方ですが)。
アイデアを持ち寄って商工会活動を面白くするをテーマにこれから歩んでいきましょう。AIだろうがDXなんぞでも怖いものはありません。インボイスや電調法が何だっていうんです。経営者は孤独です。怖いのは孤独に入り込むモンスターです。そのための商工会であるべきなんです。最後になりましたが外から見た坂城町はとってもユニークで輝いている町です。その輝きを作るのは他でもない皆さんです。